ヤマセミ専門に撮っていた時 私なりに気づいた事があり
皆さんに お知り頂ければと 少し記載させて頂きます

発情期は興奮状態となり高い所を飛んでいる姿を見かけ
川が曲がっている辺りではショートカットし上を飛びますが
移動時 その殆どは水面を飛びます。

ハトのような大きさ どちらかと言えば白い鳥で目立ち
水面を飛ぶと回避術を備えているので安全ですが
高い上空を飛ぶと猛禽類の餌食になる可能性が格段に上がります

私はハヤブサ、オオタカに追われた ヤマセミを何度も目撃しています
下の一枚は発情期で雌雄が追いかけあいしている時ですが
回避術は餌を捕る時同様、水に飛び込み180度ターンし反対方向に飛び出し身を守る事もあります。
ヤマセミ 危険回避ターン (この時は雌雄で興奮状態)

ヤマセミのハンティング映像集 The follow shot -Crested Kingfisher - 2分10秒辺りを ご参考下さい(著作権主 MDFIDF様)

そう 水面近くで猛禽類に追われた時は このような回避術で身は守れますが
高い所 上空を飛ぶとそうは 行きません。

◎ 上空と飛ぶ理由とは ?

知るように ヤマセミは極端に人を嫌い恐れます
河原で待ち構える人を見ると
餌場を変えるか 又は その辺り上空を飛び回避(通過)します

子育て時期の親鳥は精一杯 雛や幼鳥の鳴く声を聴くと 本能からすぐに餌取りに行き
人を発見したヤマセミは 目的地へ向かう時 水面上を飛ばず高い所を飛びます
その時です。

専門で撮られている方は 彼らの習性を理解されていますので
暗い時間からブラインドを張り 上空を飛ばす事は少ないと思いますが

明るい時間 河原で待ち構えている 追いかける
近くでヤマセミを撮ろうとする行為は 彼らを危険にさらしています

釣り人やハイカーも多い時期とは思われますが その人たちは追いかけません
ヤマセミ目的の方は 彼らの習性を知り 思いやりを持ち 優しい気持ちで見守る事が大切だと思います。

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